どこにでもいるような普通の大学生が自転車で日本一周したら人生変わった話

こんにちは!ゆうまです。

大学生のみなさん、社会人になる前に何か大きなことをやりたいと考えている人はとても多いのではないでしょうか。

もちろん、自分もそんな風に大学入学時代から薄らぼんやりと考えていましたが、なかなか何をしたらいいか見つからずあっという間に大学4年になっていました。

ただぼんやりと過ごす毎日…。ふらっと学校行ってなんとなく授業聞いて、帰ってバイトして寝て、また次の日学校に行く。たまにある友人との飲み会。

本当にどこにでもいるような大学生と変わらずの毎日です。

「このままでは何も残らない」

「今までの自分とは何か違うことをしてみたい」

そんな風に思っていましたが、正直、よく終電間際に駅でウェイウェイやっている大学生たちと自分も当時は同じようなもんです。

そんな自分に嫌気がさしていました。



「人がなかなか考え付かないような大きなことをやって一生の思い出をつくりたい」

そう思って考え付いたのが自転車日本一周でした。

これを成し遂げて周りに自慢したいという不純な気持ちも少しはありましたが(笑)

でも周りでやっている人もいないしそもそも旅人というのを見たことがない。まだ旅に出る決断、格好よく言うと覚悟ができずにいました。

もちろん、親や先輩、周りの人からも止められます。

今でも覚えているのが父に言われた言葉です。

「無茶と冒険は違うんだ。無理だからやめておけ。」

全くその通り。自分のやろうとしていることは無茶です。

でもその父の言葉で僕の心に火が付きました。なんとなくお前はまだ未熟なんだといわれている気がしたんです。

「だったらやってやろうじゃないか。絶対成し遂げてやる。」


それからというもの、出発までの三か月間は資金調達や準備、自転車旅のノウハウについて必死に勉強しました。大学の勉強なんてそっちのけ。テスト前にちょこっと勉強するくらいです(笑)

幸いにも僕は単位を大学三年まででほぼ取り終えていたので卒業できないという不安はありませんでしたので、旅の準備には十分な時間を得ることができていました。



そしていざ地元横浜から出発。

最初の頃は夏のうだるような暑さと想定外の自転車のしんどさに嫌気がさして茨城あたりで帰りたくなる。でもこれで帰ったらいい笑いものです。

出発から一週間は意地で進んでいました。こればっかりは意地という言葉の何物でもないです。

でも漕いでいるうちに次第に荷物を積んだ自転車の重さにも慣れ、道行く人との会話や景色を楽しめるようになってきて旅の面白さにようやく出会えました。

青森のねぶた祭での旅人の集い、北海道でのヒグマとの遭遇、福岡で車にぶつかられたり…。本当にたくさんの出来事があった。

そして男は日本全国を端まで自転車という最高の乗り物で走り回り、無事帰路へ―。




旅を終えた今だから言える。

「変わりたかった」

ただ周囲に流されてぼーっと生活している自分。あの頃の自分は生きているとは到底言えなかった。

旅に出てたくさんの価値観に出会い、苦労して汗だくになって坂を登り絶景を見る。

毎日をとにかく全力で過ごすことによって初めて

”生きている”

といえるのかもしれない。



生まれてこの方、卒業→就職→定年退職のような日本人のテンプレートのような人生を送るものだと思っていたが、そんな人生は御免だ。

一度きりの人生。

だから僕は生きたいように生きます。

今この瞬間を真剣に生きるという喜びを、あの夏、知ってしまったから。


自転車日本一周の後は、これまでの安定志向を覆すような道を歩んでいます。

四国の歩きお遍路や沖縄での離島生活をやってみたりだとか。

そのすべての一瞬一瞬が楽しくて仕方がない。




きっとこの記事を読んでいるあなたは現状の自分を変えたいと思っているのでしょう。



変わるか、変われないか。

やるか、やらないか。

僕は過去のどうしようもない自分をあの夏に置いてきました。

さあ、悩んでいるあなたも人生の転機となる大きな一歩を踏み出してください!




コメント

  1. 針原 より:

    ゆうまさん

    はじめまして。

    自分は神奈川県在住の大学生です。
    ブログというものを訪問するのはこれが初めてですが、記事を読んで少し勇気を頂けたのでコメントすることにしました。

    これからもブログ更新を楽しみにしてます。

    針原

    • ゆうま より:

      針原さん、ありがとうございます!とても嬉しいです。まだまだつたない文章ですが引き続きよろしくお願いします。