こんにちは、ゆうまです。
今回は自転車で日本一周をしたり、四国の歩きお遍路旅をしたり、沖縄にプチ移住したりしている僕の経験に基づいた、実際の旅とはどんなもんなのかということをお話しします。
おそらくみなさんが想像してるようなキラキラしているものではないことを、あらかじめご了承ください。
憧れはスナフキン
旅にはロマンはあります。これは間違いないでしょう!
旅に出たいと考えている人の大半はこの「ロマン」を求めてることでしょう。もちろん僕もその一人です。
そう、イメージはムーミンに出てくる”スナフキン”。
「あてもなくふらっと旅をするのさ…」
こんな感じで青空の下、まっすぐな道を駆け抜けていく…。
時には何キロも変化がない道路を。
でもそのきつい困難を乗り越えた先に見えるお目当ての絶景に出会えたときの感動が半端じゃない!
こういう景色を見ると本当に旅をしていてよかったなと思えます。
旅の裏側
上記では旅のキラキラした部分をざっくりとお話ししましたが、続いては裏側をお話しします。
みなさんがよくSNS等で見る旅の様子はキラキラです。が、裏側はキラキラではなく”ベタベタ”という表現の方が正しいかもしれません。
汗臭い
旅を始めると、そう毎日風呂に入れるものではありません。
最初のうちは入りたくなるのですが、段々と節約の概念が身についてきて銭湯などに行くことをためらうようになってきます。
風呂やシャワーを浴びれないときは、夜のテントの中で全身をボディーシートを使って拭きますが、全然さっぱりしない…。
汗ベタベタになった髪をシャンプーなんてもちろんできません。
ひどいときは一週間くらい風呂に入らなかったときもありました。
節約するために汗臭いのを我慢するのは仕方のないことなんです。
精神力との闘い
エンジンを使って(車やバイクなど)旅をしていれば話は別ですが、徒歩や自転車の旅となると、己との勝負となります。
それは一体なぜか。
例えば長い長い一本道。距離は100キロとしましょう。途中、コンビニなどの建物はなし。ただひひたすら変化のない道が100キロ続く。
徒歩だと3日、自転車だと丸1日。
さあ、あなたはこの道を通りたいですか?
はい、という変態はそうそういないはずです。大半の人はここは避けて通りたがるでしょう。
しかし旅をしていると通らなければ次の街に行けないときがあるのです。
だから覚悟を決めてからこのような道に行くことにしています。
この他にもたくさんの試練が立ちはだかります。
急こう配な山道、路肩の狭い道、交通量の多い道、長いトンネル、街頭のない道路、台風などの嵐の中など、上げればキリがありませんが、このような試練を乗り越えるためには強靭な精神力が必要になるのです。
もちろんくじけそうになる時はありますが、くじけても仕方がないので己の精神力を頼るしかないんです。
寝床が決まっていない不安感
基本的に寝床は当日に決めますので、
「予定していた公園についたけど閉鎖している!」などのトラブルはつきものです。
なので夜になって急に寝床を探さなければならないときもあるので、そんなときはとてつもない不安感に襲われます。
そして急いで野宿できそうな公園を探しますが、
野宿の鉄則は夜暗くなったらテントを張り、朝明るくなる前にテントを片付けること。
こういう生活を繰り返すので、ある程度慣れて不安感は消えていきますがどうしても
「明日はどうしよう」
という不安感は生まれます。もちろん何が起こるかわからないのもわくわくしちゃうんですけどね!
なかなか進まない
これも徒歩や自転車ならではの悩み。
良い例が北海道です。他の都道府県と違って本当に進まない!
びびるくらい進まないです。
一日100キロ頑張って漕いだんだけどなぁって何度思ったことか(笑)
まあ一周3000キロ以上あるからしかたないか。
だからかわかりませんが本州戻ってきたとき距離感狂うんですよね。
「あれ、青森県もう終わったわ」みたいな感じです。
北海道はなかなかモチベーションが保ちづらいのでしんどいところです。
試練の奥に見えるもの
このように旅は実際、楽しいことばかりではないんです。
やっぱり楽しいことよりしんどいことのほうが圧倒的に多いのです。
楽しさ3割、しんどさ7割。
でもしんどいことが多い分、感じられる楽しさが半端じゃない!
ここに旅の楽しさがつまっているのでしょう。そこに気づいてしまったら旅にハマります。
ぶっちゃけ旅のスタイルは何でもいいんです。車でも電車でもバイクでも飛行機でも。
ちょっとした休暇に家でごろごろするのではなく、旅をすることをオススメします!
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